忍者ブログ
Admin / Write / Res
独特な味のある都々逸の紹介です。
[5]  [6]  [7]  [8]  [9]  [10
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

朝顔につるべとられずわしゃ密男(まおとこ)に かかをとられてもらい乳

 加賀千代女の、朝顔に釣瓶取られて貰い水(あさがおに、つるべとられて、もらいみず) のパロディーであり、間男に嫁を盗られた旦那が遊郭にもらい乳をしに行く様ですね。
PR
朝寝朝酒朝湯に入れて あとはタンスにある保険

全ての音の始まりが「あ」で始まる折り込み都々逸であり、旦那を甘やかして不健康にして保険金を狙おうなんてブラックジョークでもあります。
愚痴もいうまい りん気もせまい 人の好く人持つ苦労

愚痴も言わない嫉妬もしないと心に決めて、モテる恋人を待ち続ける苦労を歌った歌です。
義理も人情ももうこの頃は 捨てて逢いたい欲ばかり

逢いたい気持ちが強すぎて、義理も人情も守れない程になっている心持ちを歌った歌。
江戸末期に初代の都々逸坊扇歌によって大成された七・七・七・五の歌です。

元来は、三味線と共に歌われる俗曲で、音曲師が寄席や座敷などで演じる出し物であった。
主として男女の恋愛を題材として扱ったため情歌とも呼ばれる。

七・七・七・五の音数律に従うのが基本だが、五字冠りと呼ばれる五・七・七・七・五という形式もある。

扇歌が当時上方を中心に流行っていた「よしこの節」を元に、「名古屋節」の合の手「どどいつどどいつ」(もしくは「どどいつどいどい」)を取入れたという説が有力である。

名古屋節は、名古屋の熱田で生まれた神戸節(ごうどぶし)が関東に流れたもので、音律数も同じであることから、この神戸節を都々逸の起源・原形と考えるむきもある。
実際、名古屋市熱田区の伝馬町には「都々逸発祥の地」碑がある。

都々逸が広まったのは、扇歌自身が優れた演じ手であっただけでなく、その節回しが比較的簡単であったことが大きい。
扇歌の時代の江戸の人々は生来の唄好きであったため、誰でも歌える都々逸が江戸庶民に受け入れられ、いわば大衆娯楽として広まった。

吉原の遊女が歌った歌も多いため切ない恋歌が多いのも特徴的である。

Copyright ©  粋な都々逸集 All Rights Reserved.
* material by Pearl Box   * Template by tsukika

忍者ブログ [PR]