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独特な味のある都々逸の紹介です。
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末はたもとを絞ると知らで 濡れてみたさの 春の雨

たもとを絞るとは、涙を流す事。
まさか泣かされるなんて思わず恋に落ちちゃったんですね。
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三千世界のカラスを殺し 主と朝寝がしてみたい

三千世界とは、我々が生きている一つの世界が1000個集まって小千世界となり、小千世界が1000個集った空間を中千世界と呼び、中千世界がさらに1000個集ったものを大千世界という。大千世界は、大・中・小の3つの千世界から成るので「三千大千世界」とも呼ばれ、仏教用語で全ての世界の事です。
好きな男でも朝を知らせるカラスの声で帰ってしまうのが遊女の定め、惚れた男ともっと一緒にいたいと想う遊女の心情を高杉晋作が歌ったうたです。
君は野に咲くあざみの花よ 見ればやさしや寄れば刺す



綺麗な紫色の花をつけるが、葉っぱや額の部分に沢山の刺を持つアザミにかけてますね。
君は吉野の千本桜 色香よけれどきが多い

奈良県吉野山の千本桜、豊臣秀吉も花見をした素晴らしさをひねった皮肉の歌ですね。

帰しともないお方は帰り 散らしともない花は散る

遊郭で務めるってのは無情なものです。
遊女の本音が出てますね。
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