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独特な味のある都々逸の紹介です。
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君は野に咲くあざみの花よ 見ればやさしや寄れば刺す



綺麗な紫色の花をつけるが、葉っぱや額の部分に沢山の刺を持つアザミにかけてますね。
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君は吉野の千本桜 色香よけれどきが多い

奈良県吉野山の千本桜、豊臣秀吉も花見をした素晴らしさをひねった皮肉の歌ですね。

帰しともないお方は帰り 散らしともない花は散る

遊郭で務めるってのは無情なものです。
遊女の本音が出てますね。
顔見りゃ苦労を忘れるような 人がありゃこそ苦労する

恋の病みたいなものですね。
この人がいるから頑張っていける!なんて思っていても、実はその人がいるから頑張らなきゃいけないんですよね。
可愛いお方に謎かけられて 解かざなるまいしゅすの帯

繻子(しゅす)の帯は粋筋のお姐さんたちがよく締めていた地厚で光沢のある織の帯の事です。
その帯をとく事と謎をとく事をかけた小粋な都々逸ですね。
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